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2007年10月18日

危険病原体ずさん管理

内規に反し300株

なんだか実感がわかない話だけど、怖いですね。
しっかりと管理してほしいです。

 経済産業省所管の産業技術総合研究所の特許生物寄託センター(茨城県つくば市)が、人に健康被害が出る恐れのある病原体約300株を、内規を逸脱して受け入れた上、感染防止体制が不十分なまま非常勤職員らに培養など作業をさせていたことが分かった。

 同センターは、微生物を利用した特許発明者からの依頼を受け、特許出願に必要な「受託証」などを発行したり、微生物の管理・培養を請け負っている。菌などの微生物のほか、動植物の受精卵・種子なども扱う。

 産総研によれば、平成13年当時、「生物危険度レベル2」以上の病原体296株を受け入れていたという。このうち昭和59、63年、平成2年にそれぞれ受け入れた3株は、ブルセラ菌と鼻疽(びそ)菌で、「レベル3」に該当。人が感染すると最悪の場合は死に至ることもあるものだった。

 さらに11年までの間、非常勤の女性職員ら8人に計15回にわたり、「レベル3」の菌の培養や生存確認の作業をさせていた。女性職員らは危険な菌であることは知らされず、無防備なまま作業に当たっていた。これらの菌による感染者は確認されていないという。 

 当時、同センターには世界保健機関(WHO)が定める基準を満たす感染防止設備がなく、内規で危険性の低い「レベル1」の微生物しか受け入れることができないと規定していたが、この内規に逸脱していた。

 今年6月の感染症予防法改正で、「レベル3」の3株はバイオテロ対策の規制対象となり、国への届け出がなければ所持できなくなったことなどから、同センターは改正法が施行される前日の5月31日に3株を処分したという。

 17日に記者会見した産総研の一村信吾理事は「運用上の瑕疵(かし)があったと深く反省している」と陳謝した。

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